匠のこだわり
 匠 - とんとん屋さん-


瓦の下に(木羽板こばいた)という“木を縦に薄く割った板”を葺く仕事です。「土居葺」とか「木羽板葺」 とも呼ばれます。ここでは『とんとん屋さん』と表現します。



「とんとん葺」って聞いたことがありますか?近年めっきり少なくなりましたが、屋根の瓦の下に(木羽板こばいた)という“木を縦に薄く割った板”を葺く事 です。「土居葺」とか「木羽板葺」ともいいます今回紹介するのは、とんとん葺50年の匠  [ 寺西 信良 ] さん、寺西屋根屋の社長さんです。実は、・・・私の叔父なのです。・・・仕事一筋、大変真面目な叔父さんです。


木目の流れを読んで選んだ原木を何度も割って次第に薄くする。ストーブで木を温めると蒸したようになり木に粘りが出てわりやすくなる。
県内でただ一人となった現役で「石置き屋根を葺くことが出来る屋根屋さんです。
とんとん葺きの『こけら板』は割って作る。
機械で製材された板は繊維を断ち切ってしまう為、水を吸収し腐朽に弱い!だから寺西さんは一枚一枚すべてを手作業で割って作る。
簡単に「割る」といっても堅い栗の木を約6mmの薄さにそろえて割るのは、大変な重労働。さすがの寺西さんも「途中でいや~んなった!(笑)」って思うそうです。
 

一度、工場に寄って見てください。栗の丸太をナタで割って板にしている作業を見られるかも?




この板で『立山町の旧嶋家(国重要文化財)』の石置き屋根を釘を使わずつくりあげます。素材も構造も一見極めてシンプルなこの屋根ですが、見えないところで昔の人の知恵と職人さんの腕が重なり合って作られた、まさに100年住宅の屋根なのです。
 

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