加 齢に伴って夜間に起きてトイレに行くのはごく普通のことであり、その際に使い勝手と安全が確保されていることは最低限の要件ですし、また、身体機 能が衰えて、どうしても介助が必要になった時には、それを可能にするようにリフォームしなければなりません。段差をなくし、開口部を広めにつくるのは当然 です。
浴室と同様に便所のバリアフリーリフォームを進める上でも、それぞれの動作が円滑に行えるような、「手すりの設置」、「段差の解消」、「建具や設備の選定」、「空間の確保」等への配慮が求められます。
前回の「浴室」の場合と特に異なる点は、「出入口の段差」である。浴室の場合2cm以下、又は手すりを設置した12cm以下(またぎ高さ18cm以下)の段差まで認めている。一方、便所の場合、段差を設けることは一切認めていない。
浴室に比べ、床の水処理を考える必要性が薄く、かつ段差を無くす改修が容易であることがその要因であり、基本的考え方に違いがある訳ではない。
では、排泄行為を行うための動作を円滑に行うためにはどのような点に注意すれば良いのでしょうか。動作ごとにリフォームのポイントを紹介しましょう。
便座のかさ上げは、「便器本体を上げる方法」、「補高便座を用いる方法」あるいは、「電動の昇降便座を用いる方法」などがあります。
なお、便所のみでは有効なスペースを確保することが困難な場合、洗面所や脱衣室とのワンルーム化を考える方法もありますので、総合的に検討してみましょう。
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