富山県砺波市 Y様邸

「枠の内」と「蔵」を残したい。

Y様の想いをかなえるために

枠の内は広めのリビングとして再生され、家族全員が集う やすらぎ空間として生まれ変わりました。旧家屋の建具や家具もインテリアの一部として再生し 新品の建具には無い雰囲気を演出しています。以前は真っ暗だった「蔵」の戸前と呼ばれる部分も奥様の趣味室として使いやすくリフォームしました。

ケヤキ以上の価値

Y様邸の枠の内は 材木の種類の中では価値の高い「ケヤキ」ではありませんでした。しかし材木の価値はどうであれ Y邸の「枠の内」は残した事によって ご家族にはケヤキ以上の価値となったことでしょう。

Works

枠の内の部分だけを熟練の大工の技

旧家屋の解体の際に、枠の内の部分だけを熟練の大工が判断しながら 手仕事で切り離し、レッカーで枠の内の形を崩さずに吊り上げて 敷地内の仮の場所へ移設して一時保存されます。基礎設置後に新たな柱と一緒に組み上げていき 通常の新築住宅と同じ様に仕上げていきます。

Plan

古民家住宅にされた理由

3世帯の大家族Y様邸は 旧家屋への思い入れから解体はせずに「リフォーム」という計画もありましたが、耐震への不安と 昔ながらの間取りでは生活空間の日当たりの悪さを解消する事が出来ないと判断され「枠の内」と「蔵」を残しての建替えとなりました。

古材倉庫協賛「古材のある生活フォトコンテスト」にて「古材活かすで賞」を受賞いたしました。栄えある全国第二位の受賞です。