お客様からの電話で、3日後に解体する予定の古民家で再利用できるものがないか

見てほしいとの依頼がありました。

通常は解体が決まっている状態では古材の鑑定や買取は行っていませんが、

単に解体してすべて廃材にするのは忍びないとの強い訴えがあり現地確認することにしました。

 

築年数はわからないとのことでしたが、亡くなったご主人が4代目ぐらいとのことでしたので、

100年近く経過していると思われます。

2.5間の枠の内で梁、差し鴨居はけやきでしっかりした作りです。

空き家になって10数年経過したが、ご主人がいづれは古民家再生したいとのご希望があったとのこと。

 

建具関係もまだまだ使える状態で落ち着きますね。

奥さんとしては主人の思いや自分も気に入っていてすべて廃材にせず、使えるものは使ってほしいとのことでした。

解体業者が決まっている段階では、こちらの思い通りにはいかないと説明しました。

それならば話によっては今の業者を断ってもよいから検討してほしいと強い思いを感じました。

自分としても何とかしたいと思い、先方とも折衝すると伝え今後の対応を検討したいと思っています。

奥さんの熱い思いが結果的にいい方向で行けばよいと思っています。